水曜日のCLのローゼンボリ戦後、チェルシーとモウリーニョ監督が双方の合意の下契約の解除を行った。
原因はオーナーのアブラモビッチとの確執が修復不可能なレベルまで達したからとされている。アブラモビッチとモウリーニョが口論している姿も目撃されたらしい。直近の3試合で内容が悪く、勝てなかったことが契約解除に繋がったのでしょう。
今週末はユナイテッド戦なので最悪なタイミングでの監督人事です。
後任はイスラエル人で元イスラエル代表監督のエイブラム・グラント。この人のことは全く知りませんが、個人的にはガッカリな後任監督です。
ライセンスの関係で3ヶ月間しか指揮を取れないらしいが、モウリーニョ監督の後は荷が重いのではないかと思います。
完全な憶測で良い意味で予想を裏切ってくれると嬉しいですが。とは言え、モウリーニョがチェルシーを離れるのはそんなに遠い未来ではないと思っていました。
正直に言えば、マンネリ感も出てきたし3年で辞めるのがベストだと思っていました。そうすれば後任監督ももっとしっかり選べたでしょう。
昨季の内容や結果はモウリーニョとしても不本意ではあったと思うが4-4-2がほとんど機能してなくて、パス回しも他の3チームより停滞気味だったのは否めない。とは言えモウリーニョは守備をベースにしたチーム作りをするのでパス回しのスピードが遅かろうが関係ないのだが、昨季は怪我による人手不足などアクシデント多発で守備も脆かった。
モウリーニョのフラストレーションが溜まった原因はアブラモビッチオーナーのクラブの私物化によるところが大きいでしょう。
オーナーなのだから好きなようにやっても良いじゃないかという考えもあるでしょうが、ファンの代表者と考えるべきでは無いでしょうか?当初のアブラモビッチは金は出すけど口はさほど出さずの良オーナーに見えましたが、年月が経てば経つほど現場に介入してくるようになりました。
イングランドのクラブは伝統的に監督がゼネラル・マネージャーの役割も担います。しかし、チェルシーの場合モウリーニョが要望したわけでも無いのにフランク・アルネセンを引き抜くためにトッテナムに違法にアプローチしたり、今シーズンからつい先日監督に就任したエイブラム・グラントをGM職に就かせました。
うまくいっているチームに余計なポストの人間を増やしたらバランスが崩れるだけです。アブラモビッチはGMを使って自分の思い通りのチームを作ろうとしたのでしょう。
そもそもチェルシーがおかしな方向に向かい始めたのはマンチェスター・ユナイテッドからピーター・ケニヨンを引き抜いてきた頃からだと思います。ケニヨンはルール無視の違法アプローチをかけまくりチェルシーのクラブの品位を落としまくってくれました。こんなこと言ってはいけないんでしょうが、今でもユナイテッドのスパイと思っていて信用は一切していません。
アブラモビッチ&ケニヨンが牛耳っている限りこのようなことが繰り返されるのでしょう。今はまだ大丈夫ですが、そのうち心も離れて行ってしまいそう。アブラモビッチの攻撃的で魅力的なサッカーをしてほしいという考えはよくわかるが、やり方がスマートではない。それなら最初から攻撃志向の監督を連れてくれば良い話でモウリーニョもきりの良いところでお別れしておけばよかった。今回の件は非常に残念な事件でした。考えうる中でも最低な方の別れ方だったのではないでしょうか。
いつか、モウリーニョが敵チームの将としてスタンフォード・ブリッジに帰ってくるときには「ありがとう」という気持ちで迎えたい。他のチェルシーファンほど好きではなかったが、最高の監督だったと思う。チェルシーはとても偉大な監督を自らの手で逃がしてしまった。いつかモウリーニョが帰ってくる頃にはまともなクラブに戻っていて欲しい。